にじさんじテトリスNo1決定戦 感想 (ネタバレ無し)

はじめに

 2020年5月初旬に行われた『にじさんじテトリスNo1決定戦』の感想についてまとめる。

 ネタバレ無し



大会情報

  • 主催:本間ひまわり、社築
  • 参加人数:40人以上
  • ゲーム:テトリス99
  • リアルタイム視聴者数:3~4万人
  • ハッシュタグ:#にじテトグランプリ

抽選会(5/2)

 ルール説明と予選グループ分け。 一人ずつルーレットで決めていくため、抽選するだけでもかなり時間がかかる(1時間ほど)。

 長丁場になることを見越して、予選と本選で日にちを分けていたり、 時間スケジュールをしっかり組んだりしていて、 麻雀大会の反省が活かされている模様。 これまでに、たくさん大規模企画をやってきたにじさんじだからこその大会運営である。 しかも、その運営もライバーが中心となってやっているようなので、 しっかり責任を持って仕事をこなす方々が集まっている組織なのだなという印象を持った。

youtu.be


予選(5/4)

 1グループ5人、各グループで先に2勝した人が準決勝に進出するというルール。 前回の麻雀大会の反省を生かして、時間に余裕を持って15:00スタート。 終了は21:30で、動画時間は合計6時間半ほど。 途中、マッチングのトラブルなども起こったが、時間スケジュールに余裕を持っていたおかげで、 きっちりと計画通りに予選を終わらせることができたようだ。 何事も余裕を持つことは大切だと改めて感じる。

 大会本部の配信では、参加者全員のゲーム画面を見ながら、本間ひまわりと社築による実況解説を聞くことができる。 本間ひまわりの「これは解説なのか」と考えさせられる不思議な解説と、 それをカバーするような社築の的確な解説は、とてもバランスが良いように思えた。 これがド葛本社で培われた関係性であろうか。 また、複数プレイヤーの画面を共有するだけでも大変な作業だと思われたが、特に問題なくこなしていて、さすがにじさんじと言ったところだった。 大会を開くたびに、にじさんじ内に大会を開くためのノウハウが溜まっていく。 ライバーの方々の成長を目の当たりにすることで、私も頑張ろうと思えてとても励みにもなった。

 参加者であるライバー側でもライブ配信を行っているため、 本部の配信と各ライバーの配信を二窓したりするとより楽しめる。 各ライバーの配信では、 本部配信を見ているだけでは分からない、 各ライバーの戦い方や考え方、 早く試合が終わってしまったライバーの雑談や遊びなど、 様々な面白いポイントがあるのでおすすめである。

 大会の開催が決まった日にちが本番数日前ということで、 みんな練習する時間があまり取れていなかったようだ。 それでも、にじさんじはゲームスキルが高い人が集まっている集団であり、 短い練習期間でしっかり仕上げているライバーの方もちらほら見受けられた。 また、一人勝ちするような場面はほぼなく、 常に拮抗した勝負で予想以上の盛り上がりであった。

 明日の本選が楽しみ。

youtu.be


本選(5/5)

 (リアルタイムに視聴しながら書き進めていく。)

 本選では準決勝、そして決勝が行われた。19:30開始。22:10終了。 準決勝では、予選を勝ち抜いた9名が3グループに分かれ、各グループの勝者が決勝進出。 決勝では、準決勝を勝ち抜けた3人が戦い、先に3勝したライバーが優勝となる。 本選でも時間のスケジュールにかなり余裕を持たせているらしく、 視聴者側も安心して大会を楽しむことができた。

 今日の本選に向けて、準決勝進出が決まった方々が熱心に練習している姿が至る所で見受けられた。 その中には本選直前まで練習しているライバーの方もいて、大会に臨む気合を感じることができた。 この緊張感を一緒に感じられることも、大規模なコラボ企画ならではだと思う。

 準決勝は予選を勝ち抜いてきたライバーたちの勝負ということで、 予選とは明らかにレベルの違う戦いとなった。 私はテトリス素人であるため、 「テトリスとは隙間なくブロックを積んでいくだけのゲーム」だと思っていた。 しかし、準決勝出場者たちは、 どれだけブロックの消滅を連鎖させられるかや、 Tスピンなどのテトリスにおける技をいかにして決めていくか、 ということを常に考えながらプレイしているらしく、 私のような素人とは次元が違う戦いとなっていた。

 ブロックを積む速度も段違いだった。 いつブロックの置き場所を考えているのかと思うほど速い。 数手先のブロックまで把握して置く位置を調整したりするらしいが、 そのレベルに達するまではとても長い道のりのような気がした。 また、ミスをした後の挽回の速さも凄まじい。 やはり1ゲーム通してノーミスというのは難しいらしく、みんな何度かミスをするが、 そのミスをすぐさま修正して次に繋げていく。 緊張や焦りの中でも冷静さを保てることも、玄人たる所以だと思われる。

 準決勝、決勝ともに、とても白熱した戦いが繰り広げられた。 みんな予選を勝ち抜いてきただけあって実力は拮抗していたように思う。 その中でも、戦略をしっかり練ってきたことや、 強い精神力を持っていること、最後まで粘り続けられること、運を味方につけられることなど、 様々な要因において勝ち続けられたライバーが優勝を勝ち取った。 準決勝に勝ち進んだライバーの方々はみんな本気でこの勝負に臨んでいた。 誰が優勝してもおかしくはないような状況の中で、 優勝を勝ち取ることができたということは、 勝つための様々な要因の中で何かしらが他の人よりも秀でていたのだと思う。

 最後に、予選の方でも書いたが、大会本部の配信における本間ひまわりと社築の実況解説がとても面白かった。 テトリスに対して深い知識を持つ社築と、終始ほんわかしながらもしっかりと全体を見ている本間ひまわり、 その両名が大会運営も行いながら、大会を盛り上げるべく実況と解説をこなしていく姿がかっこよかった。 各ライバーが協力して一つのことを成し遂げていくということもにじさんじの良さだなと改めて実感した。

 本間ひまわり氏、社築氏、大会運営お疲れさまでした。

youtu.be


おわりに

 この記事では、にじさんじテトリスNo1決定戦を見た感想についてまとめた。 大会を主催した本間ひまわり氏と社築氏、そして大会に参加したライバーの方々には、 これだけ大規模でわくわくさせてくれる大会を成功させてくれたことに感謝したい。

 このテトリスの大会に限った話ではないが、にじさんじライバーの方々の中には本当に努力家が多いなと思った。 大会が決まればその大会が始まるまで熱心に練習配信などをして、大会を盛り上げることに努めている。 そして、ライバーの方々が本気で挑んでいるからこそ、 大会自体のレベルもかなり高いものとなり、視聴者側も心の底から楽しむことができるのだと思う。 やっぱり勝負はみんなが本気でやればやるほど面白い。

 その他に、今回のような大規模な大会は、 リアルタイムで視聴した方が、緊張感や視聴者を含めた盛り上がりなども一緒に体感できて面白かった。 そのため、Twitterなどから大規模企画の予定情報を常に確認しておくと、にじさんじをより楽しめて良いと思う。